動作法って、なに?

動作法って、なに?

 動作法は様々な場面で適用されています。

  ただし、以下の場合を除きます。

    ・細菌性の場合。

    ・薬による主作用・副作用によるもの。

    ・打撲や骨折など大きな力が体に加わった場合。

    ・内臓などの諸器官自体の疾患や損傷。

    ・遺伝によるもの。

 

 なぜ、さまざまな課題、困難に効果が確認されているのか。その答えは、出発点にあります。その前に基本的な考え方を述べます。

基本的な考え方

 からだ・こころのさまざまな困難、課題に共通するのは「からだの硬さ」だと動作法は考えます。からだの硬さは、信じられないと思いますが、驚くほどさまざまなこころ・からだの不調を引きおこします。うつや統合失調症など精神的な困難は、からだの不調とはかかわりがないと思われがちですが、必ず、首、肩がつらい、腰が痛い等のからだの不調をともないます。動作法を通した援助によって、本人がからだの課題に向きあいコントロールし、抗重力姿勢がとれるようになると、からだのつらさは消え、こころの困難、課題は改善されていきます。

からだの硬さ

 身近な「肩こり」を例に説明します。

 肩こりの重苦しさ、痛さは、からだの硬さが原因です。からだの硬さは自分で力を入れた結果です。長時間不自然な姿勢でPCの画面を見ているときに、無意識的に首肩に力を入れて頭の重さを支えます。十分に回復しないまま次の日もまたPCに向かえば…さらに力は抜けにくくなります。また、永く続く不安やいらだち、一時期でも強い怒りや不安等々もからだを硬くすることがわかっています。 そこで、「からだ」の適切な動きを提案し、援助すると、「こり」は数回の丁寧な肩上げで感じが変わります。つらさや気持ちも同時に変化します。それを目的とするのが動作法なのです。
 動作法における「動作」は、こころと同時一体となった「からだ」の動きであり、単なる「身体」の動きではありません。これを以下のようにまとめることができます。

 

動作は…

    動作=意図→努力→身体運動

 

 からだの動きは、本人が「意図」したことを実現するために「努力」し、その結果実現した「身体運動」です。言いかえれば、本人が意識的にあるいは無意識的にそうしているということです。からだの動きは、こころが大きく関わっているということです。
たとえば、「水を飲む」ということは…

 

動作
意図 努力 身体運動
水を飲みたい 手だてをイメージする
・蛇口までの距離
・コップの重さ
・必要な運動量

「水を飲む」が実現

 ・コップに手を伸ばす

 ・持ち上げる

 ・口元に運ぶ

動かないはずの手が動いた!動作法の出発

 約50年前埼玉県熊谷のある施設でのことです。

 催眠で脳性まひの動かないはずの手足が動いた。それは心理的な要因が大きく関わることを九州大学の研究グループが実験的に確認しました。脳性まひによる肢体不自由は、過剰な緊張・緊張感によると明らかになったのです。この事実から動作法の開発は始まりました。1960年代の初期のことです。            

 動作法は、九州大学 成瀬悟策助教授(現九州大学名誉教授)を中心としたグループによって開発されたリハビリティション心理学に基づいています。

 

動作法・・・こんな場面で

 

・個人セッション
・現場で・・・
  特別支援学校
  特別支援学級
  福祉施設
  児童デイサービス
・研修会
  職員研修
  PTA研修
  企業研修

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